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2009/7/31
小林武史監修によるap bank fes '09回想(8)

回想も、そろそろ終わりに近づいてきました。
今日はBank Bandの話です。


【Bank Band】


「原点回帰」というテーマもたずさえて、
だけど本当にバージョンアップした
Bank Bandの結束もあますところなくお送りした1曲目「糸」でした。
この曲は第一期Bank Bandのテーマだよね。


2曲目の『明日のために靴を磨こう』は、
自然な形でやる気が湧いてくる、
かっこうの曲でした。
そして数々のアーティストのバックをつとめ上げた後に、
『煙突のある街』で第一部を終えます。
これはもう、抽象画を夏の空に描いてるような、
そんなイメージでありました。



そして第二部。今年のBank Bandの『スローバラード』は、
去年よりももっと「スロー」なバラードでした。
でもその「スロー」に演奏する必要があったような気がします。

『ステップ!』『奏逢』も、今思えば、
清志郎さんが音楽に込めていたものと通じていたなと思います。
結局、ap bank fesには出ていただくことが出来なかったのですが、
その思いはこれからもずっと残っていくでしょう。


Bank Bandの最後の曲『慕情』は、
オリジナルはサザンオールスターズの曲です。
実は僕が桑田さんやサザンを共同プロデューサーとしてやってた時代の
最後のアルバム『世に万葉の華が咲くなり』に入ってる曲で、
自分でもうまくやれたなと思ってる曲でもありました。
今回は櫻井が歌うということで、構成ももっとダイナミックに変えて、
Bank Bandバージョンとしてやりきったわけですが、
まあこの曲も、いろんなものを繋いでくれた
2009年のフェスの大事な曲になりました。

小林武史 fes回想録
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