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東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト

その1 由緒正しき風情のお屋敷

 東京に、畑がある。そう聞いて、「それがどうした?」とか「そりゃそうでしょ!」と言う人がほとんどだろう。普段、自転車にまたがって排気ガスをまき散らす車と並走しながら、高層ビルが立ち並ぶ都心部をあちこち動き回っているボクですら、東京都内にも農家がたくさんいることくらいは認識している。
 ところが、東京に江戸時代より昔から野菜を作り続けている農家がいる、と聞けば驚かずにはいられない。訪ねたのは、調布に住む石原宏さんだ。

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京王線国領駅から10分ほど歩くと、開発された町並みとは裏腹に歴史を感じる由緒正しき風情のお屋敷が出現する。

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その昔、ここら一帯は、石原家の土地でそのほとんどが畑だったと言う。

 土地柄、多摩川のハケ*で水がよく湧き、灌漑用水などの苦労なく農作物を作ってこれたのだが、東京オリンピック前後から土地開発や団地建設が始まり、畑が激減。「そろそろ百姓はやめようか」という農家仲間も増えていった。そんな中にあって石原さんが管理する畑は今やこの辺りでもレアな存在になっているのだ。 *多摩川沿いの崖のこと

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(続く)

カリ~番長<東京カリ〜番長とは?>

東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。

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