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東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト

その4 直売所に併設された、行列の出来るパン屋

 何を隠そう、鈴木農園の敷地内には、「ゼルコバ」というパン屋さんが併設されている。

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このお店、パン好きの間では有名で、週4日の営業日をめがけて遠方からお客がひっきりなしにやってくる。オープンしたのは、10年前。そう、鈴木農園が直売を始めた時期とほぼ同じなのである。

天然酵母と無農薬食材で作るパンをコンセプトにした「ゼルコバ」は、とても雰囲気がいい。可愛らしい門をくぐると緑生い茂る中庭の中に電車の枕木で作った小道が。歩いていった先に店がある。古民家を改装したような木のぬくもり感じる店内にはテラス席も用意されていて、午前中の降り注ぐ陽の光を浴びながら、パンと一緒にさつまいものポタージュをいただく。

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もちろん、原材料は鈴木農園産の野菜である。なんて贅沢なひととき。 パン屋のお客さんが直売で野菜を買い、直売のお客さんはパンを買って帰る。そんなほほえましい関係がこの10年間つづいている。農業はおいしい野菜を育てることが目的だが、その恩恵をボクたちが受けるためには、常においしい料理を作るという行為がすぐそばにあるべきだと思う。鈴木農園が無農薬栽培に切り替えたのもこの「ゼルコバ」の開店がキッカケだったというからまさに理想的な関係だ。 野菜をたくさん使ったカレーパンもあるそうだが、ボクが訪れた日はまだ焼けていなかった。残念。後ろ髪ひかれる思いで店を出るとどこからともなく「メエ~」という泣き声が。なんと、ヤギさんとご対面。かわいい!

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 畑の害虫を食べてもらおうと最近、鈴木家に仲間入りしたという。鈴木農園とゼルコバとの間にヤギさんが活躍する日も近いのだろう。

 (続く)

カリ~番長<東京カリ〜番長とは?>

東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。

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