HOME > 東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト > その3 ほかの豚よりちょっぴりお高いワケ。

東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト

その3 ほかの豚よりちょっぴりお高いワケ。

メス10頭に対して種豚としてのオスは1頭。

この養豚場にオス豚はきわめて少ないことになる。

それ以外は生後7ヶ月ほどで115kgの重さに成長したのを目安に
食肉用として、屠殺場に送られる。

これ以上育ってしまうと肉質が硬くなり、脂肪分が増えてきてしまうからだ。

TOKYO Xは、北京黒豚、バークシャー、デュロックの3種を掛け合わせ、
7年間5世代にわたって改良を重ねることで生まれたブランドだ。

12年前に完成してからは安定したおいしい肉質を保つことに細心の注意を払っている。

curry04_03_1.jpg


「生きている状態でおいしい豚を見分ける方法ってあるんですか?」

「胴長の豚よりもずんぐりむっくりしている豚のほうがうまいんですよ。
それから胴体の横幅や高さも肝心」。

脂肪が厚ければそれだけ肉質はよくなるのだそうだ。


最後に、少し広い場所にトウキョウXを連れてきてもらい、戯れてみることに。

といっても戯れるなんて余裕はボクにはない。

「突進されたらひとたまりもない!」
とビクビクしながら中村さんの説明に耳を傾けた。

curry04_03_2.jpg

curry04_03_3.jpg


「トウキョウXは個性が強いので、
1頭ずつ育て方を変えていくのが大事なんです。
だから、マニュアルだけでは飼育できない。
勘や経験がものを言う世界なんですよ」
と中村さん。

確かに一筋縄ではいかないことは、取材をしてひしひしと感じた。

値段が通常の白豚の1.5~2倍ほどになってしまうことには完璧に納得がいった。ここまでやってる豚肉なんだから、うまいわけなのだ。さて、これでどんなカレーを作ろうか。
腕がなる!
  
curry04_03_4.jpg


(つづく)

カリ~番長<東京カリ〜番長とは?>

東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。

バックナンバー

page up