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東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト

その2 東京産へのこだわりはとこまでも!?

ひとつの鍋にさまざまな野菜を入れて蒸し煮にしているというのに、
各々の野菜が競い合うようにして個性豊かな風味を醸し出している。


ひとつずつ黒岩シェフに確認をとりながら食べ進める。

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「このなかにあるものすべてが江戸東京野菜なんですか?」


「いいえ、江戸東京野菜は、大蔵大根、品川蕪、伝統小松菜、千住ねぎです。
でも、その他の野菜もすべて東京でとれたものですよ」

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なるほど、じゃあ江戸東京野菜というのは
単なる東京産という意味ではないということか。

「江戸東京野菜は、主に江戸時代から現在の東京周辺で
伝統的に生産されていた在来品種の野菜なんです」

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自然気象条件下の露地栽培で育つため、旬が短いのが特徴だそう。

「そうか、だから地産地消だと、産地からレストランまでの距離が短いから
旬の野菜をとりたてで料理できるってことなんですね!」

「そうなんです、現在は、前日の夜づみのものが
翌日のランチに間に合うように早朝にレストランに届くんです」。

それと、ほかにも東京で栽培するといいことがあるんですよ、
と黒岩シェフは言う。

「東京は住宅地が多いため、農薬の使用に厳しいんです。
結果、減農薬で野菜を作る環境ができていったため、
そのぶん、いい野菜が育つんですよ」。

聞けば聞くほど、東京でとれた野菜の料理を東京で味わえることの幸せが
ジワジワとボクの頭の中を支配していく。

「mikuni MARUNOUCHI」では、メインの素材に限らず、
調味料まで東京産にこだわっているという。

伊豆七島の塩、東京牛乳、八丈島のバター、
それからなんと小麦粉まで東京産。

東京には約15,000軒の農家が存在するとはいうけれど、
ひとつずつ探して交渉するのは大変なことだ。
その心意気には頭が下がる。

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(つづく)

カリ~番長<東京カリ〜番長とは?>

東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。

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