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東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト

その4 小松菜で試作!インドの豆カレー 「ダールタルカ」。

カレー作りのため、黒岩さんに無理をお願いして、小松菜をいただくことに。

なぜ小松菜なのか。
それは、タジン鍋で食べた野菜の中で一番好きな味わいだったからである。

いや、正直、「こういう風味がある野菜なんだ!」と
小松菜そのものを感じたのは、初めてのことだった。
 
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自宅のキッチンで、
目の前にある小松菜をじっと見つめながら考えるうちに悩んでしまった。
あの素材そのもののおいしさは、
カレーにしてしまったら台無しになってしまうんじゃなかろうか。

小松菜でカレーを作るなら、
なるべく火を通さないように最終段階で加えるのがいいかもしれない。

そこで、思いついたのは、シンプルな豆カレーの具に小松菜を入れるパターンだ。


ダールタルカという香り豊かなインドの豆カレーがある。

ムングダルをぐつぐつ煮込んでポタージュ風のスープを作り、
別のフライパンに油を熱してスパイスを炒め、
アツアツのまま煮込んだ鍋の中にジャーッ! 
テンパリング(タルカ)と呼ばれるインド料理の手法で香りをつけて、
最後に小松菜を加えてさっと煮た。 

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うん、いい出来だ。小松菜の味わいもしっかりと感じられる。

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ただ、これを小松菜カレーというにはあまりに安易ではないか。


もう少し頭を悩ませ、
さきほどとは全く違う方法で小松菜を使ったレシピを考えた。

さっと茹でた小松菜をミキサーでペーストにし、
チキンカレーの仕上げに混ぜ合わせる方法である。

インドではほうれん草をペーストにした緑色のカレーがあるし、
ほうれん草と香菜をペーストにして最後に控えめに加えて
風味を重層的にするカレーもある。

どちらかといえば、後者に近いスタイルで作ってみることにしよう。
仕上がりに小松菜はほとんど姿を現さないが、
隠れて威力を発揮する面白いカレーになりそうだ。

(つづく)

カリ~番長<東京カリ〜番長とは?>

東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。

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