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東京カリ~番長の東京地産地消カレープロジェクト

その4 子育てと農業。

中田さんは、農業を体験するお客さんたちに、
「農業は子育てと同じだ」と話をする。
なんでもやりすぎや過保護はよくない。

かといって、完全に放置するのもダメだ。

その塩梅が難しい。


また、葉っぱや茎を触ったりなでてあげたりすることで、野菜はよく育つという。

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「優しく触ってあげると野菜は
『害虫かもしれない』と思うことがあるんです。
気が引き締まって、もっと立派な強い葉に成長しなくちゃ、
という気持ちが生まれるって考え方もあります(笑)」。


いい子いい子するのか、鍛えて育てるのか。


いずれにしても農業は本当に子育てに近いのかもしれない。


さらに、
「実験的に農業をするときと、
農家が販売目的で大量に作物を育てるときとでは、
やり方が少し違うんですよ」
と中田さんが教えてくれた。


最も違うのは、収穫の方法だ。


「通常、農家は出荷時期に合わせて同じ種類の野菜なら一発で収穫するんです。
でも実験的に、あるいは趣味で農業をする場合は、少しずつ収穫できます」。

たしかに。


作物の成長は、同じ種類であっても早い、遅いとか、大きい、小さいとさまざまだ。

市場ニーズや出荷時期を優先させてスーパーに卸さなければならない農家は
一度に大量の野菜を収穫する必要があるが、
「自産自消」で野菜を育てている人なら、
野菜の成長に合わせて(市場ではなく野菜の都合で)
最適な時期に随時、収穫ができるのだ。

そりゃ、そっちのほうがうまいに決まってる。

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(つづく)

カリ~番長<東京カリ〜番長とは?>

東京カリ〜番長は、カレーをコミュニケーション・ツールとして「ハッピーな空間」を作ることを目標に活動している出張料理ユニットである。日本各地のイベントやクラブなどに出張し、創作カレーを販売。「二度と同じカレーは作らない」ことをポリシーとしている。主に「調理主任」の水野氏名義で20冊近くの著書を発表しているほか、メーカータイアップの商品開発やカレー店へのレシピ提供など実績多数。

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