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ap bank fes'10 eco-reso talk digest report(2)

data : 2010.08.07category : ap bank fes
ap bank fes'10にて行われたトークステージ「eco-reso talk」のダイジェストリポート。今回はフェス初日の回をお届けします!


7月17日(土)
eco-reso talk×NHK-BS『地球ドキュメント MISSION』
Special Talk Session
つながりひろがる食と農


「ap bank fes開幕です!」
ゲートオープン後、トップを切るイベントは、GAKU-MCのフェス開幕宣言とともに始まったeco-reso talk。朝10時ということもあり、来場者はオーガニック・フードエリアで調達した食事や冷えたビールを手に手に、kotiエリアの大型テントに集まってくる。トークを楽しみながらブレックファストをいただこうという、ap bank fesならではの楽しみ方を知っているお客さんでいっぱいだ。

「地方は農家が元気がないと困ったことになる。生態系が崩れるし、飲み屋もヒマになる。 農業が元気になると、日本も元気になると思う」(奥田政行)

_MG_1769_300.jpg昨晩に引き続き、司会はGAKU-MCとサヘル・ローズさん。ゲストに小林武史、土井香苗さんに加え、山形庄内市にあるイタリアン・レストラン『アルケッチァーノ』のオーナーシェフの奥田政行さんが登場。
奥田さんは、サヘルさんと土井さんが司会を務めるNHK-BS番組『地球ドキュメント MISSION』の第2回放送にフューチャーされたこともある、いま注目のシェフだ。『アルケッチァーノ』は、2000年にオープン。地元野菜を使った料理として話題を呼び、今では予約も取れないほどの人気レストランとなっている。奥田さんは、衰退していく日本の農業に危機感を覚えた一人として、「自分は料理人として、何ができるのか?」を考え、地元の農家を元気にしようと思い立った。地元庄内の農家を渡り歩き、訪ねた畑でできた野菜をかじり、味を確かめ、使う食材を決めていったという。「レストランは、地元の野菜を使って、地元の味を食べさせる場所であり、人が集まる社交場。情報を交換したり、気持ちのやりとりがある」と話す。



_MG_1750_300.jpg同郷のよしみもあり、『アルケッチァーノ』に以前より注目をしていた小林は、「僕は、(まだ食べに)行けてないんですけど、今回、奥田さんに初めてお会いして、同じようなことを考えているなと思った」と打ち明ける。というのも、今年本格的に農業に着手しようと、「株式会社 耕す」を起こしたからだろう。千葉県内に土地を得て、地元の農業法人と一緒に動き出している。小林曰く「社内のスタッフでも(農業を)やりたいと言う人が多かった」とか。「やりたいと思っていても、実際にやる人はまだまだ少ないので、小林さんのような取り組みがあると、農業の入り口が広がっていいですね」と奥田さんも共鳴した様子。

「僕らが同じなのは、命の循環が見えたほうが、人はぜったい幸せだと思っているということ。音楽もエネルギーをくれるけど、もらって・戻してっていう、inとoutという循環が見えるようになったほうがいい」(小林武史)

_MG_1766_300.jpg奥田さんの元にもまた全国からシェフが集まるという。奥田さんはそこで自分の持っている経験、知識、アイディアを惜しみなく出すそう。「全国各地にそれぞれのアルケッチァーノがあればいい」という思いからだ。
「志が同じ者、同志が全国に広まれば、自分の遺伝子が続いていくことになる」。
食と農業のつながりが、さらに広がっていくような未来を感じられるトークセッションとなった。


〆を飾るのは、今日壇上にいる者をつなぐ曲『足跡』を歌う、ユニット、キャタピラー(小林武史、若旦那、GAKU-MC、Salyu、一青窈、登坂兄弟)のライブ。思わぬプレゼントライブに観客が沸く。フェス初日、幸先のいいスタートとなった。

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(取材 井上晶子)




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