自宅でできる その3 ふたり、カンタン*マッサージ
data : 2010.08.10category : ap bank fes
ap bank fes'10で行なわれたワークショップを特集するこの企画。今回はふたりでおこなうカンタンマッサージの仕方をレクチャーします!
外の暑さとエアコンが利いた室内の温度差でクタクタになった体に、やさしいリラクゼーション・マッサージはいかが? 道具も何も必要ありません。カップルで、夫婦で。友だち同士、親子でも。相手の重心がかかるだけなのに、じわりと圧を感じて、緊張がほぐれてきます。
【ハグするようにもみもみする、hug・momi(はぐもみ)】
* 仙骨ゆらし
◎マッサージをしてもらう人は、横になってうつ伏せになる。
1.マッサージをする人は、横になっている人の腰のあたりに座り、左手を相手の腰の真ん中(仙骨)に置く。右腕をまっすぐにおろし、ゆっくり体全体を揺らす。この時、力を入れずに、ゆっくりと前後左右に揺らす。
2.左手は押さえのような感じで置いたまま揺らす。あるいは、両手で腰を挟んで抱え、転がすように揺らしてもいい。
* ベアウォーク(背中に圧をかける)
◎マッサージをしてもらう人は、横になってうつ伏せになる。
1.マッサージをする人は、横になっている人の頭のほうに座る。両掌を背骨に添うように置く(このとき背骨を挟むような感じで、決して背骨の上には乗せない)。
2.のしのしとゆっくり歩く感じで、両手を交互に前へ出していく。一回置いたら一呼吸くらいのテンポで。肘を曲げずに伸ばしたまま行う。
3.腰のあたりまでいったら、そのまま戻る。
* 腕おき(肩に圧をかける)
◎ マッサージをしてもらう人は、床に座る(バランスが取れるので、あぐらがおすすめ)
1.マッサージをする人は、座っている人の後ろにまわって、膝で立つ。
2.左右、肘から下の腕を相手の両肩それぞれに乗せる。乗せる人はゆっくり息を吐く。このとき乗せている腕が上がったり下がったりしないように、乗せる人も腕の力を抜いて、相手の肩で休んでいるような感じで置く。

教えてくれた人:
小松ゆり子さん/右
手島 渚さん/左 (ともにLOVE&COMMUNICATION hug・momi project)
相手とおしゃべりしながら、やさしく。時間を決めて交互にやりましょう。ふたりでいる時間、空間を分かち合ってくださいね。
(撮影 松村隆史、取材・文 井上晶子)