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ONE for Nature 農業体験レポート

data : 2010.11.11category : ONE for Nature

11月3日(水)に開催した、ONE for Natureの第一回プログラム「耕す×BBQ in 耕す木更津農場」。エコレゾ ウェブも、このプログラムに同行してみなさんの活動に密着しました。前篇では、午前中におこなった農業体験の模様をレポートします!

ONE for Nature第二回プログラム決定!
(募集は終了しました)↓
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10月30日に開催予定でしたが台風の影響により急遽、振り替えとなった今回のプログラム。開催当日は、長靴やジャージ姿など農業ファッションでばっちりキメた、頼もしい方々が早朝のバス乗り場に続々と集まりました。

GAKU-MCさん、登坂亮太さんがガイドとして2台それぞれのバスに乗り込み、さっそく耕す木更津農場へと向かいます。

ここは、30ヘクタールもある広大な農地。今年のはじめから、地元の方々と共に農作業をしています。

今回は、3チームに分かれて農作業を体験した後、地元の食材を使ってバーベキューを行いました。







■竹薮の開墾体験

うっそうと茂った竹薮を刈り払って畑にするために、「竹を切る」「竹を運ぶ」「竹の枝を落とす」という3つの作業をチームごとに行いました。竹はある程度の太さになると、人の手によって刈り払わないと土を耕す機械を入れることができないのです。 さっそくスタッフの号令のもと、一斉に作業をスタート! のこぎりで竹を切るのは思いのほか力のいる作業で、数本こなすだけで息が切れてきます。参加者からも「これはしんどい!」という声が上がるほど。
しかし、「ぼーっとしていると、仕事なくなるぞー(笑)!」「赤チームが遅いから、黄色チームが暇になっちゃうよー(笑)」といった具合で飛んでくる、スタッフからの檄に奮起され、声を掛け合い、力を合わせて作業をこなしていきます。
「すっげー、ペース早いわ!」とGAKUさんもびっくりするほど、みるみるうちに竹薮から刈り出された竹が山のように積み上がっていく姿はまさに圧巻。普段はスタッフたちだけで行なうため時間のかかる作業も、たくさんの人の手にかかればあっという間。まさにマンパワーの大きさを思い知らされました。

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■椎茸ホダ木の切り倒し

椎茸を育てるための原木となる木を切り倒して乾燥させる場所に運びます。 今回は、農場内に自生しているクヌギの木を原木に利用。チェーンソーを使う作業に「ワイルドー!」と歓声が上がります。切り倒した木は見た目以上にずっしりと重く、男性でもかなりの重労働。みなさんの額にも汗が光ります。
来年の春には、クヌギの木を小さく切って作った丸太に種菌を植えつける作業が待っています。

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■サツマイモ、落花生の収穫

サツマイモは、つるの部分を脇に押しやり、シャベルで傷をつけないよう慎重に周りを掘っていきます。すると、ごろごろとお馴染みサツマイモの姿が。落花生が実を付けているところはなかなか見る機会がないので、みなさん興味津々の様子でした。 サツマイモはしばらく保管し、落花生も天日干しにするため、今回の味見はおあずけです。「干した落花生がどうなるのかが気になるから、また見に来たい!」まさに、農業は一日にしてならず!

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■玉ねぎ畑の除草

秋に植えた玉ねぎ苗のまわりの雑草を取り除きます。「この間、除草したばかりなんだけれどね」と言うスタッフの前に広がるのは、すでに雑草があちらこちらに顔を出した緑の畑。玉ねぎの苗と見た目の似た雑草が生えているので、実は見分けるのが難しい作業です。植物が持つ、生命力の強さや賢さを感じながら、一本ずつ丁寧に雑草を抜いていきました。

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■枝豆の収穫、選別

農場で作られている枝豆は、この地域で大切に守り育てられてきた「小糸(こいと)在来」という品種。実をつけたさやを掘り起こして、虫に喰われていたり、豆が入っていなかったりするさやを手作業で取り除いていきます。枝豆が育つと大豆になることを初めて知った人も多かったよう。 「実を収穫したあとの枝や根は、そのまま畑に放りなげちゃってくださいね」というスタッフの言葉にみなさん驚いていましたが、これは大豆の根っこについている根粒菌(こんりゅうきん)という微生物が土を肥やしてくれるから。野菜を収穫し、残った枝や葉は土に還り肥料となり、その土からまた元気な野菜が育つ。自然界では、無駄のない循環が当たり前のように繰り返されているのです。

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■ラディッシュの収穫

全チームが体験したラディッシュの収穫では、土をぬぐって採れたてをそのまま「いただきます!」。瑞々しい美味しさに笑顔が溢れます。採ったラディッシュは、午後のバーベキューでもサラダの材料として使いました。

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「農業に興味があったけれど、なかなか機会がなかった」「家のベランダは狭すぎて野菜を育てられなくて」。都会で暮らす私たちにとって、農業は関心があっても実際に行動を起こしづらい、どこか遠い存在なのかもしれません。

しかし、最初はぬかるんだ足元におっかなびっくりだった人たちも、太陽の下で土に触れ、汗をかいて体を動かしていくうちに、気がつけば泥だらけになりながら作業に熱中するように。

「すごく楽しかったけれど、疲れた! 農家さんの大変さが身に染みました」「いままでは、無農薬の野菜って高くて買う気が起こらなくて。でも、農作業をしてみて、なぜ高いのかという理由が分かった気がします。これからは、野菜の選び方が変わりそうです」参加者の方々からは、そんな声が次々に上がりました。今回の体験が、確実に農業を身近に感じるきっかけになったようです。

そしてなにより驚いたのが、作業をするうちに隣り合う人との会話が生まれ、次第にチームとしての団結力が強まっていったこと。手が足りないところでは誰かがすっと手を貸すように、その日初めて出会った人同士が繋がっていく。農業体験は、自然と人との距離だけでなく、人と人との距離も縮めてくれることを実感する一日でした。





(撮影・中野幸英、編集部 取材と文・編集部)


11月28日(日)、ONE for Nature 第二回プログラム「耕す×BBQ in 耕す木更津農場 vol.2」が開催決定!
詳しくはこちら(募集は終了しました)! http://www.onefornature.jp/





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