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Food Relation Networkの活動を皆様へお届けします!

【群馬県・太田市】kurkkuも愛用する東毛酪農の牛乳 vol.3

2011.07.28

さて突然ですが、牛乳の味の違いは何によって生まれるか、分かりますか?
牛の種類や状態などももちろんありますが、
鮮度や殺菌の仕方でも大きく変わってくるそうです。

まずは鮮度。
メーカーによっては、搾乳してから牛乳パックに詰めるまでに
2週間ほどかかることもあるそう。
東毛酪農の工場がある群馬県太田市は都心まで80kmくらい。
岡本牧場さんなど、近隣の酪農家で搾乳された牛乳を
東毛酪農の工場でパッキングして都心に届けるまで、大体3〜4日間。
新鮮なままで届くのです。

単純なことですが、改めて聞くとものすごく納得!
こうして住んでいる街の近くに牧場があるのはヨーロッパ式というそうです。

そして味を左右するもう一つの大きな理由は殺菌方法。
実際に、殺菌方法の違う牛乳を飲み比べさせてもらうことになりました。

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東毛酪農の牛乳や乳製品が味わえるミルクランドの飲み比べコーナーにて、
(1)120℃で2分殺菌した牛乳
(2)63℃で30分殺菌した牛乳
を、飲み比べしました。

(1)は普段飲みなれた牛乳の味。十分おいしいです。
ただ、口の中に独特のえぐみというか、後味が残ります。
私はこれを「牛乳にはあって当然の後味」と思っていましたが、
稲村さんいわく、高温殺菌によって成分が焦げたりすることで生まれる、
本来の牛乳には無い風味とのこと。

次に(2)を飲みました。
あれ? さらっとしていてさっぱりとした味わい!
(1)で感じたような後味がなく飲みやすい。
さっぱりしているけれど甘みは強く感じます。
すごくおいしい!!!

「牛乳の臭みが苦手」という人にはぜひ飲んでもらいたいと
稲村さんは言います。
低温殺菌牛乳は、アイスやコーヒー牛乳などの加工品にもぴったり。
ただ、手間がかかるので主流はどうしても高温殺菌になってしまうのですね。

東毛酪農さんは、「本物の安全な牛乳を家庭に届けたい」という想いから、
低温殺菌牛乳を作りはじめた日本の牛乳業界の先駆け。

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牛を大切に育てる岡本さんのような酪農家の愛情と、
牛から頂いた牛乳を丁寧に美味しく届けようという東毛酪農の情熱。
それが重なって初めて、こんなにおいしい牛乳が生まれるのだなと思いました。

みなさんもぜひkurkku kitchenで、
この牛乳を使ったアイスクリームを味わってください!


<オマケの1枚>

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取材中、牛の写真を撮ろうとすると、なぜかみんなカメラ目線。
繊細な動物なのでシャッター音が気になってしまったのだと思いますが、
とってもかわいかったです。 


こおだ

【群馬県・太田市】kurkkuも愛用する東毛酪農の牛乳 vol.2

2011.07.27

今、Food Relation Networkのページの
kurkku kitchenのメニューのところでもご紹介されている岡本さんは、
「牛を名前で呼び、一日中牛舎にいても飽きない」という、
"東毛酪農の酪農家さんの間でも一二を争うほどの牛オタク"とのこと。

牛さんの頭上を見ると......

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「カリスマ」。いい名前です。
他にも、「スカーレット」「タイタニック」「ナビゲーター」など
それぞれに素敵な名前がついていました。

この日は牧場主の岡本雄司さんはいらっしゃらず、
長男の健志さんが説明をしてくれました。

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東毛酪農の稲村さんと、岡本健志さん。

アメリカなど、広い敷地で何千頭もの牛を飼う牧場では、「牛郡管理」といって
100頭単位でまとめたデータで牛を管理するところもあるそうです。
対してこちらは、1頭1頭、牛の顔を見ながら世話をする「個体管理」。
牛のご飯も、1頭ずつにカスタマイズしているそう。

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基本となるのは、以下の3種類。
・配給飼料(とうもろこし、油粕、穀物)
・ビートパルプ(砂糖の搾りかす)
・サプリメント(重曹)
これらを混ぜあわせる配分を、
それぞれの牛の状態に合わせて変えてあげているのです。

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上の写真の機械がすごかった!
ご飯の時間になると、この機械が移動してそれぞれの牛の前で止まり......

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ザザー!!!
餌が落ちるような仕組みなっているのです。

岡本さんが「元気になれよー」と思いながら絶妙の配合をしたご飯。
どの牛さんもモリモリ食べていました!

(vol.3に続く)

【群馬県・太田市】kurkkuも愛用する東毛酪農の牛乳 vol.1

2011.07.26

こんにちは。
「地方へ行こう!隊」メンバーのこおだです。

今回、私たちは群馬県太田市にある東毛酪農さんの牧場を訪ねてきました!
東毛酪農さんは、kurkku kitchenがオープンした時からずっと
おいしい牛乳を提供してくれている、酪農専門の農協さん。

今回は東毛酪農の稲村さんに、
太田市にある東毛酪農の酪農家のひとつ、
岡本牧場さんを案内していただきました。

さて、到着してすぐに目についたのが、
牧場の外にずらりと並んだ白いなにか。

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これらは、東日本大震災後、使えなくなった牧草だそう。

東毛酪農で使っていた、利根川のほとりの牧草も、震災後の調査で、
一時は、暫定許容値(放射性物質セシウム300Bq/kg)を
上回ってしまったそうです。
そこで、その時期に収穫した牧草はすべて廃棄処分にすることに。
でも、どうやって処分していいかの指示がまだなく、
とりあえず保管しているそう。

その後、5月に入ってからは、この近辺の牧草は
暫定許容値(放射性物質セシウム300Bq/kg)を下回る結果が続き、
6月以降は解禁になったとのこと。

それでも安全のために、今も輸入牧草との併用をしているそうです。
質のいい、自分たちで作る国産牧草を使うことを
モットーとしてやってきていたし、
輸入牧草を使うことはコスト的に厳しいところもあるけれど、
安全な牛乳を届けるためには慎重にならざるを得ません。
行政機関の調査に加えて自主検査も定期的に続けつつ、
今後の対応を考えていくそうです。

ここは群馬。関東圏です。それでもこの苦労。
震災の影響の大きさを改めて感じました。

さて、いよいよ牛さんたちの待つ、牛舎へ。
ここには約40頭の牛がいて、ご家族で世話をしています。

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現在、牧場主である岡本雄司さんのご両親が、
戦後に7万円で1頭の牛を買うところから、酪農を始めたそう。
当時の7万円はとても高額。二人は牛に賭けたのです。
理由は「動物が大好きだったから、牛と一緒にがんばろうと思って」
とおばあちゃん。
いまも「牛は家族」といいます。

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ご覧の通り、牛舎はとっても清潔!
カンナ屑を撒くなどの工夫をしているそうです。
カンナ屑には殺菌効果があるし、掃除もしやすくなる。
なにより、牛が心地よいのだそうです。

そんな一手間にも、牛への愛情を感じました。


(vol.2に続く)

Food Relation Network

千葉県木更津で循環型農業を実践する自社農園「耕す」で作られる年間40種類以上の有機野菜と平飼い卵をはじめ、日本各地の生産者を訪ね厳選した食材や調味料など、思わず人に教えたくなるような商品を、東京神宮前の食のコンビニ「food kurkku」やonline shop、マルシェなどを通して消費の場へと届ける活動をしています。

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