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修繕ばんざい

 

第4回 自転車に乗ってできるアレとは一体!?2009年10月14日(水)

階段をあがり2階の作業場を見渡すと、
いたるところに黒い布が広がっています。

こちらは紳士服のスーツでしょうか。

「男性ものの修繕は、スーツ、あと、学生服がほとんどですね」

どうりで、一面黒なわけだ(笑)。

なかでもどんな修繕の依頼が多いんですか?

「スラックスの裾・ポケット周りの修繕、あと一番多いのは内股の部分の修繕ですね」

へ? 内股といいますと......。
どこがどうなって、内股なんかに修理が必要になるんですか?

「自転車に乗ってできるんですよ、アレが」

「ペダルをこぐと、スラックスの内側がサドルに擦れて、
生地が擦り切れてきちゃうんですよ」


あ〜!? 自転車でできちゃうアレ!?

特に恰幅の良い人ほどできちゃうんですよね
スラックスがパツパツにはった状態で必至にペダルをこいじゃうと......。

こうなるわけです(笑)

shuzen_04_1.jpg

あ〜、ポッカリ穴開いちゃってます。
このまま履いてたらちょっと恥ずかしい(笑)。

今度から自転車に乗って通勤しているスーツ男性をみたら、
この穴を連想しちゃいそうです。
この人にも、あの人にもきっと......って。
(頑張るサラリーマンのみなさまゴメンナサイ)

こんな穴でも救えるんですか? もう一回着れますか?

「大丈夫です。ミシンたたきで直せますよ」

近藤さんに引き続き修繕技を見せてくれるのは長岡さんと鴇田さん。

shuzen_04_2.jpg

まず、長岡さんが、穴に合わせて内側に生地をあてます。

あてる生地も、とも布(予備の布)がない場合は、
スラックスの裾から切り取ってくることもあるんだとか。 
なんか人間の手術みたいでもありますね。ちょっと驚き。

その後は、アイロンで生地を貼り付けて、ミシン掛けの範囲に印をつけます。




とここで、ミシン前で待ち構える鴇田さんへバトンタッチ! 
手馴れた感じでスラックスが手渡されます。

ここから修繕のスピードが一段とましていきます!
ダダダダーッ、ダダダダーッと勢いの良いミシンがけ。
この滑らかなミシン音、これぞプロって感じです(笑)。

shuzen_04_3.jpg

とも布を貼り付けた部分を直線にジグザグと折り返して
縫っていくんですが、この縫い目の間隔も狭くて均等! 凄い!
あたりまえですが、私じゃとてもマネできません!!

聞くところによると鴇田さん、もうこの職場で10年も作業されているんだとか。

「さすが、ベテランがなせるミシン技ですね!」
と感動を伝えたところ、

「私なんてまだまだ!! 私なんかよりもずっと長いベテランの人もいるんだから!」
これまたびっくり!?

まだまだ続く穴修繕。
次回後半へ続きます。
鴇田さんの華麗なるミシンさばきも動画でお見せします!

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