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修繕ばんざい

 

第1回 オカンとイタリア旅行。2009年11月16日(月)

とある日曜の午後。
母から1本の電話が......。


「あ、来週アンタのとこに寄ってから旅行に行こうと思ってるから。
  ずっと貸してるカバン。アレ、使うから返してね〜」

「ん?あれ!?」

「じゃ。二度寝しないで起きなさいよ〜」 ガチャ......。


しばらく、携帯を持ったままボーっとしていた私、

矢継ぎ早に母が話した内容を反すうしながら、

あれ。......アレ!?

二度寝するどころか、一気に目が覚めたのでした。


アレという代物は、10年ほど前に母とのイタリア旅行で購入した旅行カバン。

小旅行にはサイズがちょうどよく、
私が上京するタイミングで母から借りていたもの。

気に入って使っていたのはいいけれど、
使いこみすぎて今じゃ持ち手がクタクタ。
ボロボロとはがれ落ちる布地が、持つたびに手にくっつくという悲惨な状態......。

このままでは母に見せられない!

「......!!!」

もしやこれ、修理できるんじゃない?

これまでだましだまし使っていたカバンを直すチャンス!
 
寝ている場合ではないと、そそくさと準備をすませ、
カバン修理をしてくれるお店へと向かっていたのでした。
   

電車を乗り継いで降り立った駅は、戸越銀座。

改札を出ると、そこは戸越銀座商店街。
全長約1.6km、関東有数の長さを誇る有名商店街です!

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人の合間を縫いながら小走りで駆け込んだはこちら。

「修理のチャップリン」さんです。

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すいませーん!! あのこれ、直せますかね?

鼻息を荒くしながら聞く私。

「あ〜。ちょっと見せてもらえます?」

......で、どうですか?

「大丈夫だと思いますよ〜。 少し時間かかるかもだけど」

しばしの沈黙に、どうなるかと不安になりましたが(笑)、
ひとまず胸をなでおろす私。

ちょっと時間がかかる、ということなので
作業を進めていただきつつ、ほかの作業も見せてもらえることに。 
これはラッキー!

チャップリンさんはカバンの修理のほか、傘や靴、鍵の修理までもされていて、
カウンターまわりには修理機材や材料がぎっしり。

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カウンターの内側からのぞくと、また違った風景に見えます。

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手をのばせば欲しいものに手が届くというサイズ感が、
さながらコックピットのようでもあります。

私もにわか店員の気分(笑)と胸ときめかせながらも、

「あ〜。そっちじゃなくてね。こっちこっち」と、やんわり店長・右田さんに引き戻され

バックヤードを通り抜け裏口の方へ。

せまっ!! いえいえ......秘密基地みたいで、ワクワクします。


裏口付近で目にとまったのはこのレトロなミシン。

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コイツがきっとカバン修理で活躍するんだろうなぁとながめていたところ、

「よいしょと」

右田さんがミシンの奥のスペースから何やら大きなものを取り出してきました。


「まずはこれかなぁ」

おお〜。旅行といえばこれも活躍しますね!

一つ目の修理を見せていただくことに。


次回は、旅行のお供に活躍するアイツ。コロコロ修理をご紹介します。

第2回へつづく〜。

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