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修繕ばんざい

 

第3回 カメさんミシン。2009年11月18日(水)

次の修理はこちら。

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ファスナー部分が外れてしまって
締められなくなっちゃってます。

この部分は、かみ合わせが悪くなったり、
生地が絡んでどうにも動かなくなったり......。
ほんとに故障しやすいんですよね〜。

私も以前、本体には何も問題がないのに
ファスナー部分がかみ合わなくなって、
自分じゃどうにもできないもどかしさを感じながら、
泣く泣く処分してしまったカバンがありました。

なんでそのとき「修理」っていうことが思い浮ばなかったのか、
今修理の現場にいるとより一層、悔やしいです!

「そろそろ、始めちゃっていいかな〜」

ゆったりとした右田さんのひと声に、はっと我にかえる私。

そうです、今回修理できるとわかっただけでも収穫がありました。
さっそくお願いします!

ご担当してくださるのは、右田夫人。
奥さんも修理できるとは、強力な修繕ペアですね。

まずは、ファスナー部分をとめている糸はずしからスタート。

右田さんいわく、これが修理の工程のなかで一番時間を割く作業でもあるよう。

この糸はずしの道具なつかし〜い。
昔家庭科の授業で使った覚えがあります。

見守ること1時間、地道な作業がつづきました......。

ようやくファスナーがカバンからはずれました!

続いて新しいファスナーをあてがい、ファスナーの縫いしろと
カバンの縫い合わせる部分に接着剤を塗っていきます。

クリップで生地とファスナを固定。 
クリップって書類をとめるだけじゃなくて、こんな使い方もあるんですね。 
初めて見ました(笑)。

接着剤が乾くまで、こちらでも待つこと30〜40分......。

ようやく縫い合わせ作業にはいります!

そして、登場したのが初回でも紹介した、

レトロミシン。 

これでダダダダ−っ
と勢いよく縫い合わせると思いきや......。

非常にゆっくり......、というより遅いのでは!?

以前、洋服の修繕現場で高速で動くミシン作業を目にしていた私。
今回の予想外のスピードに驚きを隠せず、
思わず口から「え!? ス、スローですね」とつぶやいてしまったのでした(汗)。

「う〜ん。もともとの針穴を縫っていくので、
このくらいじゃないと難しいんですよね〜」

私の発言にも穏やかに受け応える右田夫人。

ああっ、なるほど!! 
たしかに、この作業を考えるとこのスピードはうなずけます。

慎重にひと針ひと針、ミシンを動かしていらっしゃったことを考えると、
私ったら、自分の失言が恥ずかしい。

「できました〜」

ひとり反省モードに浸っている間に、
新しいファスナーが縫いとめられています。

こちら!

shuzen03-03-3.jpg


うーん! こちらのファスナーも開け閉めがスムーズに!

このできあがりを拝見すると、
私も次ファスナーが壊れても「あきらめなくていい!」という自信が湧いてきます。

では、一連の作業を動画でどうぞ!



「じゃあ、そろそろ次にうつってもいいですかね」

はい、もちろん! お願いします。

「大城君、これお願いできる?」

右田さんがスタッフに声をかけ、次の修理がはじまります。

次回は、黙々と作業をされる若手(?)職人さんによる修繕をご紹介します。


第4回へつづく〜。

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