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第5回 洗う・洗わないどっちが正解?2009年12月18日(金)

今回最後の修理は
年代を感じさせるジーンズのボタン穴。

shuzen05-05-1.jpg


ボタンってはめたりはずしたりしているうちに
当然、ボタン穴のまわりの生地も弱くなってきて
けば立ってきます。

「この穴から故障部分が広がってきますから、
あなどれませんね」

石井さんいわく、比較的修理しやすくて
依頼に出されても対応しやすいんだとか。

早速修理スタート。

まずは、穴まわりのけば立ってはみでている生地をカット。

その後は、ミシンがけ。

面白いのが、穴に対してそれをふさぐように
タテにジグザグ縫い合わせています!

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「いちど穴を縫ってふさいでから、
最後にハサミで穴の部分を開けるんです」

アイロンをかけて、
ボタンがきちんとはめられるかチェックしたのち......、

完成!

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けば立ちもなくなり、穴のまわりが糸でしっかりと補強されています。

このジーンズ、ボタン部分もそうですが
全体的に凄く昔のもののようにみえるんですが
、いつ頃のものなんですかね?

「そうですね〜。60年代ぐらいでしょうか。
ブランドによっても年代の見方はかわるんですが、
このジーンズなら腰まわりに付いてるパッチの型番、
それにタグのブランド名のロゴ一文字が大文字になっているか、
小文字になっているかでも年代はだいたい推測できますね。
大文字になっているものは69年ごろまでしか作られていないんです」

このジーンズたしかにロゴ一文字が大文字になってます!
こんな違いがあったことも知らなかったですし、
気付きませんでした!!

古着店で物色するときにも参考になりますね!

あと、凄い素朴な質問なんですが
ジーンズってこだわりの強い人で、絶対に洗わないなんてひとが
いますけど、やっぱりはきこなした風合いは洗わないほうが
キレイに出るものなんですか?

「(笑)。好みの問題だったりもしますけど......、
長く愛用したいならやっぱり洗うことをオススメします。


ジーンズははいているうちに馴染んで
大きくなったような感覚になりますけど、
1度洗うと締まった感じになりますよね。


それはある程度元の生地の状態に戻って
原状回復してくれているんです。


洗わずにはき続けると、やっぱり同じところが
擦れたりほつれたりして傷みも出やすくなりますから」

shuzen05-05-4.jpg


ほほ〜! そのお答えをいただいて、かなりスッキリしました(笑)!

馴染みのあるジーンズですが、
歴史も長いだけにまだまだ知らないことはたくさんありますね。
今回の取材での発見もたくさんありました!

最後にジーンズの魅力はと伺ったところ
「誰でもはけばサマになる。
それでいてその人のアレンジで個性も出せる」
だそうで。
確かに、今回見せていただいたジーンズもはく人によって
はき崩す部分も汚れもその違いはさまざま。
でも、それさえも味としていかせるのは
ジーンズならではの魅力なんですね〜。


私も今はいているジーンズに味を出したいな〜と思いましたし、
友人のジーンズに対するこだわりも少しわかった気がしました(笑)。


さて、こちらの直し屋ベルベルジンさんは、
以前少し触れましたが、
母体である古着屋さんから修理セクションが独立したもの。

せっかくなので、本店のお店にもお邪魔してきました。


ビンテージジーンズはもちろん、
バイヤーさんの選りすぐりのアウターやトップス
メンズ・レディースライン両方を取り扱っています。


shuzen05-05-5.jpg
 
原宿 ベルベルジン 
東京都渋谷区神宮前3-26-11
11:00〜20:00(年内無休)  
03-3401-4666


そして今回お邪魔しましたこちらは、

直し屋 ベルベルジン
東京都渋谷区神宮前3-22-10 斉藤ビル2階
12:00〜20:00(年内無休)
03-6459-2612

ジーンズはもちろん、革ジャケットからスエットまで
さまざまな洋服の修理にも対応してくれますよ!


詳しくは、こちらのホームページをチェック!

今回のジーンズ修繕レポートはこれにておしまい。
次回どんな修理の現場にお邪魔するかは、お楽しみに。

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