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修繕ばんざい

 

第3回 二者択一です。2010年2月11日(木)

奥に入っていくと
部屋の中心に大きな作業テーブルが並んでいます。

それに本や、紙の素材、重厚そうな機械。

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これぞものづくりの工房といえる部屋には、
グレーの作業着と、グラスコードがしっくりと馴染んだ職人さん。
こちらが今回、本の修理をしてくださる製本工房リーブルの岡野さんです。


事前に修理内容を電話で相談していたのですが、
やはり「見てみないとなんとも言えない」という岡野さんのお言葉に、
Kの本を手渡すのも少し緊張してしまいます(笑)。


パラパラとめくり、
なるほどといった表情の岡野さん。


「この本のとじ方だと、修理の方法は2つです」

「といいますと?」

この本はページを束ねて接着剤だけで綴じてあります。
ひとつの方法は、本を解体してもう一度接着剤で綴じ直す。
もうひとつは、解体してから背から3ミリあたりを糸で縫う方法です」

「どちらの方法が、この本の修理に適してるんですか?」

「どちらにも、長所と短所があるので好みにもよりますが、
イラストをメインに見せる漫画ならば前者の"無線とじ"がいいかもしれませんね」

耳なじみのない"無線とじ"。
どういった意味なんでしょうか?とお話を伺いながら修理がスタートしました。

第4回へつづく〜。

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