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修繕ばんざい

 

第3回 意外とシンプル。2010年3月10日(水)

インク詰まりと判明した"書けない万年筆"。

インク汚れを取るために
まずは、解体するところからスタートです。

「万年筆によっても取り外し方はいろいろあるんですよ〜。
しかし、この万年筆、硬そうだな......。ん〜、あれを使うしかないかな〜。」

手を動かしながら、つぶやきながら作業は続きます。
(実は川窪さん、今話題のツイッターでも
修理作業の工程や出来上がりなんかも写真付きでつぶやいてます!)

「万年筆は基本、
キャップ
・ペン先(金・鉄などの金属がメイン)
・ペン芯(インクタンクからペン先にインクを導くパーツ)
・首軸(インクタンクなど本体内部分)
・胴軸(持ち手になる本体部分)
のパーツに別れます。
ペン先・ペン芯は本体、半固定状態なので構造上解体しにくくなっているんですが、
今回のようにインクで固まっていると余計に取りにくいですね」

ピンセットでつまんで引っ張ってみたり、水に浸してみたり。
しばらく苦戦しておりましたが......。

「はぁ〜。ようやく取れましたよ! 思ったとおり、
インクのこびりつきがひどいですね。
この詰まりからして、インクを入れてから
しばらく使っていなかったんじゃないですか?」

すいません......。何度か使ってからずっと放置してました。
今後詰まらないようにするためのコツは、何ですかね?

「もちろん毎日使ってもらうのが一番ですが(笑)。
3カ月に1度インクタンク部分を洗ってもらうと
滑らかな書き味で使い続けられると思います」

解体した万年筆のパーツがこちら。

shuzen10_03.jpg

「意外とシンプルなつくりなんです。
だからこそ、ちゃんと手入れをして大事に扱えば
名前通り万年、半永久的に使えるんですよ」

第4回へつづく〜。

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