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修繕ばんざい

 

第9回 生き字引にはかなわない。2010年3月 4日(木)

照明に関する知識は、独学だけではわからないこともたくさんあるそうで。

「アンティークとなると、僕が生まれる以前のものがほとんどで、
当時の作り方や部品のことを知ろうとるすると、
本の資料から学ぶには限界があるんです。
そうなると、直接人に聞くしかないんです」

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シャンデリアに魅せられた平田さんは、
まず、アメリカとイタリアのシャンデリア工房へ弟子入りし、
製作の経験を積み重ねたそうです。


「ヨーロッパでは、それこそ300年とか家系をついで
照明を作ったり、修理したりする工房があるんですよ。
お歳を召したベテランの職人さん、"生き字引"には、
技術しかり知識量も到底かなわないですね」

買いつける際は、アンティークならではの話もきっちり聞いているとか。

「新しく作られた製品と違って、
アンティークは使っていた人の歴史やくらしが背景として
感じられるのが魅力だと思うんです」

お店で提供する平田さんとしても
、ひとつひとつのシャンデリアに思い入れが深まるのだそう。

「使ってきた人の思いがつまっていると思うと、
壊れていたら甦らせたくなりますし。
次に使っていただく方にも、
その背景を伝えて大事に使ってもらいたいですね」


作り手の思いや、こだわりの話を聞くと
購入したあとも、愛着もわきますもんね。

第10回へつづく〜。

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