とりくみ

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エネルギーについて

ap bank fes'10は、ライブエリアと、オーガニックフードエリア、
昨年登場したキッズエリア、そしてキャンプサイトから成り立っています。
このような大規模なイベントを運営するためには、たくさんのエネルギー(電力)が必要になります。

ap bank fesでは、初開催より、イベントで使用するエネルギー(電力)には環境にやさしいものを選ぶことで、できるだけ環境負荷の少ないイベント作りに取り組んでいます。

ライブエリアのエネルギーについて

2005年の初開催より、グリーン電力証書システム(※1)を使い、ライブエリアで使用する電力にグリーン電力を採用してきました。

2010年は、会場となるヤマハリゾート「つま恋」が、地元掛川市の推進する「エネルギーの地産地消仕組みづくり事業」に協賛。
掛川市の一般住宅(約100世帯)に設置された太陽光パネルで発電される電気を「グリーン電力証書」として購入し、「つま恋」での音楽イベントで必要とされる電力にグリーン電力を活用していくことになりました。

これによって、ap bank fes'10のライブエリアで使用されるエネルギーは、掛川市内の一般住宅(約100世帯)の家庭用太陽光パネルで発電されたグリーン電力によってまかなわれるものとみなされます。
つま恋では、年間約16,000kWhの電力をグリーン電力を使用することで、約7.7トンのCO2削減効果が見込まれています。

ステージの照明について

昨年より、ライブステージには電力消費を画期的に抑えることができるLED(※2)照明を一部採用しています。
これによって、使用電力を大幅に削減することができます。
また、放熱が少ないことで、夏の野外イベントステージに立つアーティストの負担軽減にも繋がります。

オーガニックフードエリア、キッズエリア、キャンプサイトのエネルギーについて

オーガニックフードエリアpiha、koti、koti market、キッズエリアpuu、キャンプサイトで使用される発電機の燃料として、使用済みてんぷら油などの廃食油をリサイクルして作られた、バイオディーゼル(※3)燃料を使用しています。

※1 グリーン電力証書システムとは・・・
風力や太陽光、水力、バイオマスなどの自然エネルギーによって発電された電力は、電力そのものの価値に加えて、原油や天然ガスなどの化石燃料から発電する従来の電力に比べて省エネルギーやCO2排出量削減といった環境付加価値を持ちます。この環境付加価値分を「グリーン電力証書」として証書化し、取引を可能にしたものがグリーン電力証書システムです。自然エネルギーを直接利用出来ない企業・団体・イベントなどでも、このグリーン電力証書を購入することによって、グリーン電力を間接的に購入することが可能になり、CO2削減などの環境保全に取り組めるほか、自然エネルギーの促進にも貢献することができます。

※2 LEDとは・・・
発光ダイオード。電気を流すと発光する半導体のこと。従来の光源に比べて寿命は長く、消費電力も小さいため、次世代の光源としてその活躍が期待されています。

※3 バイオディーゼルとは・・・
バイオディーゼル燃料(BDF)は、植物性の廃食油・菜種油・大豆油・コーン油などの植物由来の油から作られた代替燃料の。原料となる植物が成長過程の光合成によって大気中のCO2を吸収しているので、燃焼させてももともと地球上に存在した以上のCO2は発生しない(カーボンニュートラル)と考えられています。本来食用である植物から燃料を精製する一方で、てんぷら油などの廃食油をリサイクルしてBDFを精製する取り組みも進んでいます。