小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

岩井俊二君

2009.11.30 18:08

掲載はもう少し後になるかもしれないけれど、
エコレゾトークに映画監督の岩井俊二氏をお迎え致しました。
つまり今日対談を行ったということです。

岩井君を知らない人のために言うと、
'96年に僕が音楽およびYEN TOWN BANDを作ることになった
「スワロウテイル」の監督であり、
Salyuを生むことになった
「リリィ・シュシュのすべて」の監督でもあります。
今度の「BANDAGE」でも、
僕との共同プロデューサーであり、脚本家でもあります。
そして公私ともに付き合いが古い友人でもあります。

前はあまり思わなかったのですが、
最近彼と僕は似た人種ではないだろうかと思うことがあります。
今日の対談でもそんなことを話しましたが、
でも、いまap bankとkurkkuの情報共有を目的とした
親睦会をやっていて、
少しアルコールの入った頭で考えると
似てないような気もしてきました。

いずれにしても、岩井君は僕の数少ない友人の一人です。
彼とはこれからも常に新鮮な気持ちでレゾナンスをしていきたいですね。


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福岡公演終了

2009.11.29 23:32

無事に2日目が終わりました。
2日目となると、昨日の緊張感に比べて
これだけ違うものかと思うぐらいラクなんだよね。

僕に限らず、メンバーも言っていたことなんだけど、
本当に今回のライブのサイズをきちんと掴めたかなと思います。

今回前半は、かなり意外性のある選曲だと思っていて、
お客さんも昨日はやや戸惑っていた様子なんだけど、
不思議なもので、今日のお客さんは心構えができているというか
少し慣れたかたちで僕たちを迎えてくれたんだよね。

これもネットの発達なのか、それとも気分の問題なのか、
僕らから発するバイブのせいなのか。
まぁいずれにしても、いろいろご意見もあると思いますが
これからもツアーを乗り切っていきたいと思います。

本当に誰一人と風邪ひくこともなく、運の良いバンドだなと思います。
なんて言っている側から、次の札幌あたりで
風邪などひかないように用心してやっていきます。


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ツアー初日

2009.11.28 16:37

先程ツアー初日が終わりました。

個人的にはやっぱり緊張したけど、
いいライブができたなという感触はあります。

本番が終わって、メンバースタッフとの確認を終え、
基本的に修正するポイントは
ほとんどないという判断ができたので、
それがなによりプロデューサーという立場として
一番ほっとしています。

今回はとにかくスケールが大きいため
特に装置の使い勝手が非常に複雑なので、
映像やパフォーマンスの兼ね合いなどが
どういう風になるのか、
新しい試みの分だけ不安があったけれど
全然大丈夫でした。

お客さんの声を聞いてみたいけど、
今日のアンケートの集計は
明日のお昼にならないとわからないようなので、
今から見るのが楽しみです。

もし今日観に来てくれた人がいたら
ぜひこのブログにも感想を寄せてください。


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今日はいい天気でした




小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。