小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

コンビニ弁当

2009.12.14 19:35

コンビニの賞味期限切れのお弁当は
廃棄されて何になっているのだろう?

ただのゴミになっているのか、
そのゴミは何かの役に立っているのか、
どれぐらいの割合でゴミになっているのか、
そもそも食料がかなりの割合でゴミになっているとしたら
コンビニのお弁当を僕たちは求め続けていいのだろうか......
ちなみに僕は、コンビニのお弁当は食べません。

なぜ急にこんな話をしているかと言うと、
以前羽仁君、野崎君とゴミの話をした時
みんなに関心をもってもらいやすい話題の一例として
あがったのを思い出しまして。

深夜に道路工事をしている人は、
コンビニのお弁当があると絶対的に助かっていることは解るし、
それは本当にそうなんだろうけど、
例えば工事の会社の人たちが多少コストが割高になったとしても、
ケータリング(炊き出しみたいなもの)を使ったら、
喜ばれたりするんじゃないのかなとも思うのです。

僕も映画や深夜のロケで
ケータリングを食べることがありますが、
みんなで同じ鍋のものを口にするのは、
ある一体感も生まれるんですよね。

コンビニもないようなところで暮らしている人が、
夜中に何を食べるのかを少し考えれば、
何かが見えてくるのではないでしょうか。
あくまで私見ですけど。
どんなことを望むかで、本当に世界は変わると思います。

コンビニのお弁当が当たり前と思っているかもしれませんが、
実はそんなに歴史は古くないんですよね。





kobayashi_1214.jpg
ちなみに今日はある撮影をしてました




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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。