小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

お披露目パーティー

2010.03.18 23:50

今日はXPERIAの発表会で
昼も夜もBradberry Orchestraのライブイベントをやっていました。
まぁとにかくSalyuやエリイを含むBBOではないヴァージョンとしては
1曲しかないため、テレビのCMでやっているあの曲、
つまり「LOVE CHECK」1曲だけを演奏して、サッとはけるという
非常に思い切りが良いとも言える、サッパリし過ぎとも言える、
そんな一日でございました。

そして、勢い余ってプレスインタビューの時に、
年内にBBOのアルバムを完成させることを
僕と大沢伸一君が言ってしまいました。
まぁどうなることやらですが、しかし僕のなかには、
もうアルバムのイメージはできているわけですよ。

いろいろ仕事が山のようにある最中だけれども、
そんな中でイメージを吐き出して、
"大沢伸一"という、ある意味これ以上手強い男はいない
才能とハレーションをおこしながら
あーだこーだやるのが、非常に楽しみであります。

そしていまは絶賛パーティー中です。


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with大沢伸一君

nagaya

2010.03.17 23:57

最近考えていることの中に「人が何に向きあうのか」があります。
向き合いたい対象にきちんと向き合って
きちんと仕事にまで高められている人が増えれば
世の中は本当に変わっていくと思うのです。

例えば、LOVE CHECKの話をした時にも言ったかもしれないけれど、
貧困という問題に正面から向き合いたい人と思っている人だったり、
過疎の問題にも向き合いたいと思っている人だったりね。

そんなことを考えていたら、
例えばベーシックなコーヒー屋さんがあって、
そこにコーヒーと向き合いたい人がいるお店があるとか、
僕の好きな関西風のおでん屋があるのだけれど、
おでんのお風呂の中に具を温めてて、
お客さんにサービスするのが絵になる人がいるお店とか、
人生の酸いも甘いも知り得るような女性が、
カウンターに独りで立っているお店とか
(ちなみにこれは僕の秘書長が題材になっています)。

そういう本質的なことに向きあっている人たちが、小さなお店を連ねて
nagaya(=長屋)プロジェクトなるものを、この数日前から考え中です。

つまり、そういう向き合いたいものと向き合っている人との関係を
横の繋がりで、また新しい共同体をつくっていければと思っています。
kurkkuのチェーン店のようなものではなくてね。

まぁどうなるかわかりませんが。


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lego big morlのメンバーと作業しました

収支の報告

2010.03.16 23:55

ON A NIGHT LIKE THIS for HAITI」の
ライブとストリーミング配信の
諸経費をのぞいたチケット収益の額面が正式に出まして、
先週日本赤十字社に寄付し、本日受領証を受け取りました。

僕らの収益は、日本赤十字社を通してハイチへ届けられます。
詳しくはオフィシャルサイトにもアップしていますが、
とにかく早急に動いて、これだけのお金が集まりました。
本当は200万円を超えてくれると思ったのですが。。

若干足らずではありましたが、
現在配信中のiTunesの売上などを補足すれば
超えてくれると思います。
その収支はまた後日報告致しますが、
まずは、ライブに参加してくれた人、
そしてストリーミング配信に参加してくれた人、
本当にありがとうございました。
皆さんのおかげです。

ハイチに関しては、また違うかたちで僕らなりに、
さらに追いかけていきたいと思いますので、
そのプランを発表することがありましたら、よろしくお願い致します。


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受領証です



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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。