小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

感想メール

2011.02.24 23:12

このサイトに来てコメントを寄せてくれている方々の
ミスチル名古屋2daysの評判は、とても良くてホッとしています。

プロデュースしている側の僕が
あまりあーだこーだいうのはなんなのですが、
ある意味トリップ感のある世界が
頭から最後まで貫くことができたかなと思います。

しかし、なんと言っても自分でも緊張するのは
あのライブそのものというかライブ感で、
もちろん音楽をやりにステージに上がるんだけれども、
なんというか、リングに上がっているみたいな感じがあるんだよね。

ちょっとしたことで吹っ飛んでしまうような
スピード感やパワーのあるエネルギーとともに
精密な手順や繊細なニュアンスがそこにはあって、
真剣勝負なんですよね。

今回は彼ら4人と僕だけになったこともあって、
よりストイックな感じがするほどです。
だけど、僕にとっては本当に楽しいライブになりました。
次の福岡もすでに楽しみです。


BACK
NEXT

小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。