小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

医食同源メニュー

2010.06.06 21:56

一昨日レコーディング終わりでkurkku 3に行きました。
前々から話している、メニュー表でいうところの
B-1プラス温玉のせ蕎麦、
食べたことのない人はぜひ食べて下さい。

それはともかく、この店にブラインドが入ったんです。
なにしろ表参道の通り沿いだから
非常に見通しもよいんだけれど、ちょっとした調整で
外界から少し守られた感じになれるというのはいいんじゃないかと。

ここの夜のLEDの照明と、植物のグリーンと
ブラインド越しの表参道の明かりとが混ざって
なんだろうな、未来形のアジアンテイストな
ビジュアルがあるんですよね。

もうじきこのサイトでもお知らせしますが
kurkku式医食同源メニューが始まります。
機会があったら試してみてください。
体に対して、いい感じにいい効果を与えながら、
そして、ある程度お酒でダメージも与えていく、
という感じ、悪くないと思います。

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映像部と作業中のヒトコマ


わかる話、わからない話

2010.06.03 23:09

今日は某レコーディングおよびミーティングなど充実しつつ、
こみ入りつつ、といった日で
わかる人にはわかるという感じでしょうが
自分のなかでもプロデューサー的な力を
割と強く発揮した一日となりました。
まぁ何を言っているのかわからないでしょうけど。

わかることを言います。
少し前のブログでも書きましたが、
今度のBank Bandのレコーディングで、というか、
いろいろ使っていますが、
ファツィオリというピアノを
うちのスタジオで新しく購入しました。

例えば、ミスチルだったら「HERO」の時代から言うと
ピアノはすでに二台変わっているのだけれど
このファツィオリというのは、
比較的新しいメーカーなんですよね、イタリアの。

ちなみに、ここんとこ使っていた
「SUPERMARKET FANTASY」とかのピアノは
スタンウェイハンブルグのオールドなんですけど、
これもファツィオリがスタジオにきてから
リペアに出して、更にいい音になって帰ってきました。

もともとあったニューヨークスタンウェイも、
いまリペアに入っています。
つまり、生ピアノは使い分けを含めて三台もあり、
しかし、ギターなんかに比べると三台しかないとも言える。

はい、わかりやすい話にどっかで辿りつけると思いましたが、
完全に無理でした。

今日は諦めてください。


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選曲ミーティング

2010.06.02 20:37

毎年恒例のap bank fesの選曲ミーティングを
僕、櫻井君、小倉博和君、亀田誠治君、山本拓夫君、四家卯大君、
およびスタッフでみっちりやりました。

今年はバンドが多いので、
やや例年とは違った手応えではありますが、
それもまた新鮮で楽しかったし、
まぁフェスがひたひたと迫ってきました、という感じです。

そして、完成したばかりの「沿志奏逢 3」も
みんなで試聴したりしました。
本当にいいアルバムです。

ap bankの活動のために
Bank Bandはできたんだけれども、
なんか本当に純粋に、音楽を楽しめるアルバムとして
力のこもったアルバムになったなと思っています。
楽しみにしていてくださいね。
って前のブログでも言ったかな。


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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。