思うこと
2011.06.04 23:46
大体アンケートを取るたびに
支持する政党がないというのが国民の半数ほどいて
支持しているという人だって
仕方なく言っているだけかもしれない、というのが
日本の政治の実情です。
つまり、過半数の人が支持できる政党がないのに、
党同士の争いの中、与党政権が決まり、
与党の代表が国のリーダーになるという
この国の仕組みは、機能していると言えるのだろうかと
前からかなり疑問でした。
本当にいずれ国民投票で首相を選べるように
できるといいと思っているんですけどね。
まぁもちろん問題もあるでしょうが。
随分前からそんな感じだったと思うけれど、
今回の内閣不信任決議騒動は、
相当みんなだるくなったのではないでしょうか。
放射能を浴びていると、ぶらぶら病になるらしいけれど、
今回かなりぶらぶら病が蔓延したんじゃないかと思うような、
そんなやり切れなさです。
二日くらい経って思うのは、
報道でも誰かが似たようなことを言っていたと思うけれど、
岡田幹事長が二人の話を聞いていたならば
そもそもあの時の二人の立場や、食い違いや
言いたいことの距離がわかっていたはずだから、
投票後の会見で、あそこまですぐに菅さんの立場にならないで
菅さん鳩山さんの間の調整にまわるべきだったと思います。
あれで菅さんがはっきりと
辞意のタイミングを表明していないと言ってしまえば、
売り言葉に買い言葉になってしまうし、
それが鳩山さんの、岡田さんや菅さんに対する
「嘘つき」や「ペテン師」発言になるわけで。
どれだけのことを思ってやられたかはわからないにしても
とにかく浜岡原発を止めたことや、
原子力エネルギー政策を見直す発言をされたことが
無効になるようなことがないようにしなければいけないと思います。
それにしても、このお二人の周囲を見渡しても、正直いまいちですよね。
小沢さんにしても谷垣さんにしても、いまいちなのは否めない。
この時期になんで不信任決議案を
つきつけないと気が済まなかったのか。
やることは他にあるでしょうと思っている
多くの被災者の気持ちと、僕もおなじ気持ちです。