小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

エネシフ・ナウ

2011.06.16 23:52

昨日「エネシフ・ジャパン」の二度目の誘いで、
衆議院議員会館に行ってきました。
孫正義さんの自然エネルギー推進のための
プレゼンテーションは素晴らしく、生で見てると、
こっちもどんどんアッパーになってくるような、テンションがありました。
菅首相も最後に登場して、予定を大幅に延長して30分近い演説を行い、
それもテレビで見る菅さんよりは、よっぽど明るく、楽しそうでした。

でもね、まぁよかったんだけど、やっぱり異質感というか、
疲れるんですよね、正直に言うと。
何に疲れるかと言えば、簡単に言えば
政治のムードに近づき過ぎというやつなんだろうね。
この間の首相官邸とは全然違って(この話もいずれしたいと思います)、
もっと「そーだ!」「いいぞ!」とか、「歴史に名を残せるぞ!」とか、
まぁ孫さんも含めてしゃべってる方も、
かなりのダイナミクスをつけた表現で、
つまり勢いがどんどんついていくんだけれど、
逃げ道がないというか、他の道が見えなくなるというか、
どんどん唸るような音だけが、大きくなっていくというか
(誤解のないように言っておきますが、
孫さんの話だけだったら、こんな感じに疲れないんだろうな。
本当にその辺りも上手いから)。

自然エネルギーを推進したいのは、
全くもって本当だし、その必要があると思うけど、
単純化された思考にだけは陥りたくない。
ただ単にシュプレヒコールを上げればいいとは、どうしても思えない。
その辺の思いを、緊急対談を始めてからここまできましたが、
ブログ連載で振り返ってみたりしつつ、
今後のやるべきことに繋げていきたいと思っています。
やることはいまかなり増えてきてますからね。
このブログで、ある意味自分内循環と一部ガス抜き(ベント)とができれば。
ある意味必要な冷却装置ですかね。



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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。