小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

最終地

2012.06.05 22:37

東京ドーム後、
少し日本を離れたり、違うことをやったり、
ap bank fesの準備に入ったりでした。
ついでにブログも休んでおりました。

ミスチルの今回のツアー最終地、
愛知県で再びエンジンが全快になっている感じです。
ブログも再開です。

少し時間が空いたのと、
いい意味で欲が無いというか、肩の力が抜けていて
自由で本当に楽しいライブでした。

愛知のお客さんも、
温かく、熱く、やさしく、激しく、、、でした。

なんだかんだで、
明日がPOP SAURUS 2012の最終公演となってしまうわけです。



金環日食

2012.05.22 01:54

僕は見なかったけれども、
5月21日は朝7時代に金環日食があったんですよね。
皆既日食とは違って全部が隠れるのではなくて、
金色の輪が残るんですよね。
そんなことは、とっくに皆さん知ってましたかね。

つまり太陽と月が重なるんだけれど、
その距離の違いで輪ができたり、輪ができなかったりなんでしょう。
果たしてどのぐらいの距離の差なんだろうか?
偶然にも金環日食の起こる15時間程前に、
富良野自然塾で、地球と月と太陽の距離や大きさの
シュミレーションのようなことをしていました。
地球の中が少しえぐれている、直径1メートルのモデルを使って、
地球から月の位置が、確か20メートルぐらい離れていたのかな?
月の大きさは、バスケットボールぐらいの大きさでした。
そして、インストラクターの方が、
「じゃあ太陽はどこにありますか?」とおっしゃいました。
当然それはその敷地内にはないんだけれども、
地球を直径1メートルと考えると、太陽は12キロ先に存在していて、
大きさは例えるならば、ドーム球場ぐらいの存在らしいです。
へぇ〜と思いながら、その太陽系の地球を含む
惑星の距離感を想像していたわけです。

だから僕は、今日黒眼鏡をかけて
金環日食を見る事はしませんでしたが、
なんとなく心の中には、その重なりのようなものが残っているんですよね。



富良野自然塾

2012.05.21 00:49

縁があり、倉本聰さん達がやっていらっしゃる
富良野自然塾に寄ってきました。

二時間ちょっとの体験なんだけれども、
とてもよく出来ているものでした。
最初に五感を使って自然を感じる。
そのあと、おおよそ46億年前から現代への流れを
460メートルの距離を使って
(そこは元々ゴルフ場だったところなんですが)
地球や、生命や、申し訳ない程度の哺乳類の歩みと、
もっと申し訳ない程度の人類の歩みを体験できるのです。

続きはまた次回にでも書こうと思います。

今日は最終で東京に帰ってきたので、もう寝ます。




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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。