小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

聖なる効果?

2012.12.22 21:40

名古屋公演初日でしたが、
僕の視界から見える範囲ではありますが、
お客さんが若い感じがしましたよ。
若い人が増えて来ているのと、
いつもより少し素朴な印象がしたかな。
浄化されるみたいなね。
これってクリスマスの「聖なる効果」
みたいなこともあるんですかね。

そもそもライブ全体が、
現実や過去や未来や世界や
あるいは見えないものや宇宙なんかも
イメージの中に入り込んでくるようなものなので、
なんとなくライブが終わって、
いまいる名古屋ドーム周辺を中心に
俯瞰で僕らを見ているみたいな感覚になっています。

それでは、また明日。



大阪公演後

2012.12.21 23:44

大阪公演の後、京都や兵庫をばたばたと周っていました。

今度「農業生産法人 耕す」として、
兵庫県丹波市の方で農地をお借りすることになったための
調印式があったり、東京に戻って、
渋谷AXで相当久しぶりだったのですが、
My Little Loverのアコースティックライブで
2時間30分に及ぶパフォーマンスをやり、
はたまたkurkku系の今年の総括や来年の展望をみっちりと行い、
他アーティストともミーティングも絶えることなく、
つまり全くもって年末仕様というか、
実に多様な、ちょっと早い福袋のような
行動の日々が続いているわけです。

そんなわけで、明日からは
ミスチルのドームツアー2カ所目にあたる名古屋です。



幸せなこと

2012.12.16 20:43

大阪ドーム二日目が終わりました。
基本的に昨日今日と、殆どぶれることなくやりきりました。

今回のツアーのやるべきこと、やりたいことが
既に見えているというのは、本当にありがたいことだし、
すごい才能とチーム力だと改めて思います。

それにしても、20周年という節目の年を
「POPSAURUS」として確認した後、
こうして年末には新しいアルバムとともに、新しい一歩を踏み出せて、
しかも新境地で現在進行形でやれているというのは、
ミスチルも僕もスタッフも、そして多分ファンのみんなも
幸せなことなんではないかと思っています。

桜井もステージで言っていたけれど、
他のメンバーも僕も[(an imitation)blood orange]
というアルバムが大好きだし、今回のLIVEというか、
敢えて言えばSHOWにすごく充実感を覚えてもいます。

ツアーもまだ始まったばかりなので、そして来年へと続いていくので、
まだみていない人達が殆どだと思うから、ぜひぜひ楽しみにしていてください。


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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。