小林武史によるダイアリー。日々の出来事や、現在進行中のプロジェクトについて、今考えていることなどを綴ります。

一言だけ

2012.10.10 23:27

バタバタと制作に追われつつ、時が過ぎて行きましたが、
いや、正確にいうと、別に追われていた訳ではないなぁ。
とても充実した時間でした。

最近音楽をあまり言葉で語らないムードになっているミスチル周辺ですが、
僕までそこに右へ倣えしてもいかがかなと思うので、一言だけ。

「むちゃくちゃいいですよ」

ライブがすごく楽しみです。
まだいろいろ決まっていないけれど。



番組告知

2012.09.29 01:51

もう本日になるんですけれども、と思ったけれども、
微妙に明日でした。9月29日(土)24時05分
(ということは、つまり正確に言うと、5分だけ30日)から、
ap bank fes'12 Fund for Japanの3カ所開催の軌跡を
ドキュメントでまとめた番組が放送されます。
なんと、59分間CMなしノンストップという異色の番組となります。
実はNHKなので、当たり前と言えば当たり前なのですが。

どんな番組になるのかは、ある程度知っていますが、
よくわからなかったりもしています。
だから、というわけではないけれど、ぜひ見て下さい。
皆さんがどう思うか、どう感じるかは、基本的にお任せですが
興味があります。まぁ少しですけれど。

それにしても、今から思えば、随分前のことのような気もします。
本番日だけでも、7日間ですもんね。
いまもap bankは、「Fund for Japan」の有り形をスタッフ共々、
悩み、考え、少し苦しみ、でも結果、広がっていっていると思います。

それにしても、音楽は素敵で楽しいものだと思います。
それがよく現れている番組になっていると思うので、
繰り返しになるけれど、ぜひ見てやって下さい。
オンタイムで見られない人は、録画して。



授賞式

2012.09.23 23:35

次の日は授賞式だったのですが、
これがなかなか僕にとっては、「あれれ?」という感じでした。

僕もプレゼンテーターになり、
ベストディレクター賞など
「発表します (ドラムロール、ドロロロロ〜)」
みたいなことをやっていました。

しばらくして気づきました。

知ってはいたんだけれど、初めての体験だったのです。
考えてみれば、20代の頃から
こういった授賞式は、すべてエスケープさせてもらっていました。
それは日本レコード大賞なども含めてです。
今回は、ショートフィルムの審査員ということで引き受けたのですが、
授賞式もセットだったんですね。

結論から言いますが、決して悪いものではありません。
ですが、僕はやっぱり権威というのが嫌いなんですね。
憧れもなくはないけれど、嫌いというのが染み付いた自分と
今更というか、なかなか別れられない、そんな感じです。




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小林武史

音楽プロデューサー、キーボーディスト。Mr.Childrenをはじめ、日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。映画『スワロウテイル』(1996年)、『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)、など、手がけた映画音楽も多数。2010年の映画『BANDAGE(バンデイジ)』では、音楽のみならず、監督も務めた。03年、Mr.Chilrenの櫻井和寿、音楽家・坂本龍一と自己資金を拠出の上、一般社団法人「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギー推進のほか、「ap bank fes」の開催、東日本大震災の復興支援など、さまざな活動を行っている。