SLAPPY(スラッピー)
2010.06.25 01:34
SLAPPY(スラッピー)という言葉、
本当はなんなんでしょうね。
一応検索してみましたが、
Yahoo!知恵袋で調べてみたら、
「『勢いが良い』という意味です。」
と言っている人がいて、ちょっと僕は
「え?」
と思い、さらに別の解釈では、
「弾ける手拍子」
と書いてあり、
「まぁ・・・ね」
という気分になっていたところ、最後に出てきたのが、
「不規則に波が押し寄せること」
とあって、これが出てきた時に、
「あぁ!やっとしっくりきた」
と思いました。同時に、
「なるほど、正確に言うとそんな意味だったのか」
とも思いつつ、果たして当時
そこまでの意味だと知りながら使っていたのかな
という気にもなりました。
YEN TOWN BANDの音を
もう一回聴いてもらえるとわかると思うんだけれども、
音が素朴に荒れています。
人間味があるというか。
アメリカなんかには、メジャーリーグ級の
上手いミュージシャンがゴロゴロいるけれど
YEN TOWN BANDは、
映画『スワロウテイル』にも通じるものがあって
インターナショナルでメジャーリーガーとバトルするというよりも
もっと人間味みたいなものを通して
繋がっていくことを目指していたんだよね。
ニューヨークのスタジオへ通っていた時に、
それを勧めてくれたエンジニア(ミュージシャン)がいて。
ラスベガス生まれのその彼は、
レニー・クラヴィッツのファーストツアーメンバーで、
ギターはバカテクだけれども、
まだ現役でレニー・クラヴィッツのギターを弾いている男です。
洋楽好きの人はたぶん知っていると思うけれど、
『ロックン・ロール・イズ・デッド』のリフを考えた男でもあります。
(テーテケテーテーテテー×繰り返し)というリフを弾いた、
あのモジャモジャ頭の男。
ドラマーは、スタジオのマネージャー。
つまり、メンバーの人選自体もつぶ揃いではなく不規則。
上手い奴もいれば、いろいろなわけで。
だけど人間臭さのバランスが音に出る、
決して上手いことを競っているわけでもなんでもない。
その時にいい具合に音がバラついている感じを
「SLAPPY」と読んでいたわけよ。
「グーッドスラッピー」ってね。
もしくは「BAD SLAPPY」とも言っていたかも。
続きはまた明日。