あぁは言ったものの、
2011.07.15 01:22
今朝「モーニングバード」を見ていて、
現状はそんなに甘くないのかもしれないと思いました。
つまり、脱原発はそんなに簡単ではないということです。
原発推進の人達は、そんなに見えてくるわけではないけれど、
「3.11」の前までは、政府や経済の主要な人達は
原発と関わっていたということですもんね。
その中で言えば、菅首相は「唐突な感じがする」と言われながら、
それ以外のやり方はない、もしくは頑張っているということになるのでしょうか。
だから昨日までは批判的になってきた自分があったのですが
もう少し様子を見てみようと思っているわけです。
モーニングバードで何を話していたかというと、
かなり広範囲な事柄を話していたのですが
レアでディープなこの国の問題を、
あまりにもさりげなく話していたことに驚きました。
経産省の古賀さんとレポーター
(いつもいいレポートをしてくれるんだけど)が、
話していた重要な部分は、送電線が分離できるかどうか。
東電を崩せるのかということなんだけど。
やっとその話になってきたかと思ったけれど、
確かにその先に進まないという数ヶ月だったと思います。
彼らの言い分は、もちろん僕も僕のまわりも
とっくに知っているというか、認識していることではあるのです。
つまり、電力会社には競争がないから、
しかも利益は原発など設備投資に掛かった分だけ
電気料金にのせられるから、
彼らのお金は強いし、関連の企業やメディアに
大きな影響力を持ってしまっている政治家は、
地方や都市エリアも含めてまともに経済の大きなうねりに反抗などできない。
古賀さんは、次第にもともとあった原発推進というところに
いっている危惧もあるということを言っていたし、
全体的に経済全体の元締めである東電を追求などできない、
というようなことなのです。
まぁ、いままでの、経済、ということですけど。